マイスティアでは、コロナが猛威を振るう少し前からスマート生産システムの開発、社会実装を手掛けていましたが、ポストコロナと言われるようになった頃から、いわゆる、スマートファクトリー化が製造業の現場で加速している状況を肌で感じています。

現在は、過酷な労働環境や重労働を担う領域でのニーズが主流ですが、時折、ミクロンメートル単位の精度を求められるスマート化ニーズもあり、これから拍車が掛かる労働力人口の減少も捉えると、高精度が求められるロボット開発も視野にいれておく必要があると考えており、その要素技術として、ステッピングモータをサーボ制御するソリューションを開発、この度「HRMOD：ハーモッド」と名付けたレゾルバ付きステッピングモータ用サーボドライバの販売を開始します。
HRMODという名称は、High Resolution MOtor Driverから創った造語です。

マイスティア レゾルバサーボ制御ソリューション「HRMOD」販売開始のお知らせ（PDF）

HRMODは、従来のステッピングモータの、トルクを維持しながら位置精度を高めるためには減速機が必要だったり、発熱したり、というさまざまな課題を解決するため、パートナーであるミネベアミツミ様、ルネサスエレクトロニクス様と連携し開発しました。

ミネベアミツミ製レゾルバ付きステッピングモータの性能を最大限活用できるサーボドライバHRMODは、従来のステッピングモータに対して脱調マージンが不要で、かつ、20万分解能という超高精度な位置制御を実現します。同時にモータの発熱や振動を抑止、従来のステッピングモータを使用されている方にモータに触れていただくと、温度上昇していないことに驚きを示されます。

今回、私たちがリリースするHRMODが、人でしか担当できない繊細な工程も代替を可能とし、拍車がかかる労働力不足で苦慮されている企業の持続可能性を高める一策になれればと想っています。

HRMODについての詳細は下記Webサイトをぜひご覧ください。お問い合わせ、ご相談がございましたらコンタクトページよりお気軽にご連絡ください。

HRMOD  Webサイト