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こども図書館

Aug 02. 2023 w : meistier

 

2022年8月、世界的な建築家である安藤忠雄氏が熊本に「こども図書館」を寄贈されるというニュースが流れ、ご存知の方も多いかと思いますが、熊本県では、「こども図書館」が寄贈されたあと“県民参加型”で運営することを目指しており、当社では、安藤氏の熊本や子どもたちに対する想いに共感し、寄附をさせていただくことにしました。

 

また、7/29に同プロジェクトの一環で安藤氏が来熊、「こども図書館」を広く知って貰うための企画が催行されましたので聴講してきました。講演タイトルは“青春をかけて走れ”。

 

 

講演は、とても興味深く、ユーモアを交えながらのお話しに惹きつけられ、あっという間の75分。お話しは多岐に渡っていたのですが、安藤氏の図書に対する想いは、ご自身が、ある本に出逢ったのが27歳の時で遅かった、という後悔の念に原点があるとのことでした。もっと早く、その本に出逢えていたら違う自分が居たのではないか、と。

 

他方で、現代の子どもたちがネット社会や規則、既成概念など窮屈な世界の中で、自身の考えや意見を持てず、広い視野で世界を見ることができなくなっているのではないか、といった憂いから、ご自身の経験を広くシェアして、子どもたちが自分の考えをしっかりと持ち、そして発し、世界に羽ばたいていける環境を創らなければならない!それを体現したひとつのカタチが「こども図書館」だと語られていました。

 

「こども図書館」内観イメージ

 

「今、“燃えている”(これは講演中、安藤氏が何度も使われていた表現ですが)熊本は、地震からの復興を果たしつつ、TSMCの進出によって飛躍する大きなポテンシャルとチャンスを秘めている」広い視野、高い視点で世界を見聞されてきた安藤氏には、熊本が起爆剤となって、子どもたちが、そして日本が変わっていく未来を見通されての「こども図書館」なのではないか?と思いながら会場をあとにしました。

 

「こども図書館」は、来春の完成が予定されています。
私たちマイスティアは、安藤忠雄氏の想いを汲み、この運営を末永く支援していけたらと思っています。

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