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新たに挑戦する4つのミッション
独創性と揺るぎない挑戦を通して前例のない価値を見出し新しい世界へとリードし続けます。
まずはこれまで培った経験やノウハウを進化させ新たな4つのソリューション創造にチャレンジ。
01
未来へつながる技術をくまもとから世界へ
World Fabサポート
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爆発的な半導体需要に応える
COVID-19による制限・制約も人×ICTで克服
COVID-19による制限・制約も人×ICTで克服
私たちを取り巻く環境は日々変化、人々の暮らしを豊かにするスマート社会を実現するテクノロジーは世界中で進化を続けています。そのテクノロジーのひとつである半導体はスマート社会の実現において頭脳や感覚、神経などの役割を担う重要な構成要素で、この半導体製造を支える世界中の工場、そして製造装置技術者もまた目指す社会の実現に向けて挑戦を続けています。
近年、半導体の基本性能や供給を支える製造装置は留まることなく進化を続け、その装置性能を発揮、維持させるためのメンテナンスにも幅広い知識や高い技術力が求められています。そして、半導体製造拠点は需要に応えるために世界中に工場を展開、製造装置に携わるメンテナンスエンジニアにも展開に連動したワールドワイドでの活動が求められます。
一方、ポストコロナ社会では、各国の施策:入出国制限などによってエンジニアが国境を越えて活動することが現実として難しくなっており、国境を越えられたとしても様々な制約から効率の低下が予見されるため、この課題を補う新たな対応を迫られています。
World Fabサポートシステムの開発
世界の現場をタイムリーに支援するICT
世界の現場をタイムリーに支援するICT
半導体を生産する技術、また半導体製造装置を開発しメンテナンスする技術など半導体に関する技術の多くは今も日本が世界をリードしています。特に熊本には、半導体を生産する技術と半導体製造装置に関する技術が集約しており、製造装置は生産の要となる工程で高い世界シェアを誇っています。
私たちは、その熊本から世界中へデリバリされる半導体製造装置をサポートし、2007年より半導体の主要生産エリアに現地グループ企業も展開、さらなる需要拡大に備え、世界中をカバーできるサポート体制の準備に取り組んできました。そして、世界中の工場から求められる最新技術を有したエンジニアと、現地でお客様のニーズを把握したエンジニアが世界規模で連携し、お客様の各製造拠点を支える「World Fabサポートチーム」を編成。
更に、世界中で活動するエンジニア達を常に最新技術や装置に精通した集団にする支援ツール、最新のICTやAI技術を導入した「World Fabサポートシステム」を開発することで、お客様の生産拠点展開にスピーディに貢献していきます。
時空を超越するフォーメーション
世界中に配した拠点と活躍するエンジニア達をつなぐ
世界中に配した拠点と活躍するエンジニア達をつなぐ
世界中に展開している「World Fabサポートチーム」は、まず各地域に在籍するマルチリンガルなエンジニアが地域内の人と人とのコミュニケーションを大切にし、次に国や地域を超えてタイムリーに地域間の情報を共有する仕組みを構築してきました。
今後も刻々と進化する装置技術やスペックをタイムリーに習得していくことは一段と難しくなっていきますが、私たちは先進のICTやVR技術を駆使。例えば、海外エンジニアチームの育成場面に熊本から距離と時間の壁を越え、コアエンジニアチームが参画することによって課題をスピーディに解決する仕組みを開発するなど、常に最高のパフォーマンスを提供できるヒト、チームづくりに取り組みます。
また、私たちが得意とするIoT/AI/Robot技術を活かし、世界中から収集される情報から各地域のエンジニアやチームをエイドするサービス、予知・予防保全するシステム等を拡充。「World Fabサポートシステム」と「World Fabサポートチーム」とで、これまで以上に質の高いサービスを提供しながらパートナーと共に成長していきたいと考えています。
02
ノウハウと近代技術の融合による環境革新
次世代スマート生産
エコシステム創造
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省力で高次欲求に応える仕組み創造
多様化するニーズに応える生産システムを開発
多様化するニーズに応える生産システムを開発
今、人々が豊かに生活するうえで欠かせないものを生み出している製造工場でも成熟した社会で更に豊かになっていく個々の欲求を叶える、多様で感性豊かなものづくりが欠かせなくなってきました。
これまでの製造工場に求められていた標準画一的な生産においては自動化を進め、物量ニーズに応えてきました。他方、個性や多様性、感性に応えるものづくりにおいては熟練したヒトが多く関わることによって実現してきましたが、近年、高齢化や労働人口減少によって、その継承が極めて難しくなってきています。
私たちは、これまで培ってきたロボット技術に加え、画像処理をはじめとするAI技術、更には容易にエッジデバイスを接続できるIoTプラットフォームを保有しています。そこに多様な経験とノウハウを蓄積したエンジニアを融合し、生産現場の中で実際に従事されている方々と一緒に直面する課題を捉え、これをスピーディに解決、高次欲求にも応えられる製造システムを創造していきたいと考えています。
スマート生産エコシステムの探究
IoT/AI/Robotなどのテクノロジー頼りではない
IoT/AI/Robotなどのテクノロジー頼りではない
長年に渡り培ってきた生産現場での経験、あらゆる生産現場の課題を解決してきた生産装置やロボットシステムなどのインテグレーション技術&導入実績、更にIoTやAI技術など近代技術の開発や当該技術を駆使したシステム提案力を武器に、工場における生産活動を総合的に支援するソリューションを準備しました。
また、コロナ禍において多様なニーズにフレキシブルに応えていくためには、自社だけでエコシステムを形成、維持していくことが困難になっている現実に対し、私たちが生産の一部を担い、共に課題を克服していく提案も積極的に行っています。例えば、現在、当社では半導体装置のケーブルASSYを製造するロボットを開発、自社Fabで稼働させ、需要に応えています。2022年にはUNIVERSAL ROBOTS社のシステムインテグレーターに認定され、協働ロボットの社会実装を推進しています。
コロナ禍でもあり、第4次産業革命の渦中でもある現代、ダイナミックに変遷していく環境に遅れをとることなく、経験豊かなヒト、近代技術も組み込んだロボットシステム、リビルドされるエコシステムなど、手段に囚われない高い生産性と品質を両立するスマートシステムを開発し、ブラッシュアップしていきます。
現場人も進化するサービス提供
導入前も導入後も機械とヒトの会話を翻訳
導入前も導入後も機械とヒトの会話を翻訳
近代技術を駆使したロボットシステムを生産現場に導入する際、多くのケースではレトロフィットが求められます。つまり、既存設備との親和性が必須となります。他方、近代技術を実装し、これを使いこなしていくためには使用する側にも進化が求められます。
この進化は新たな生産システムを提案するインテグレータ側にも、実際に現場で活用するオペレータや保全エンジニア側にも同じように求められ、互いに弛まない進化を続けることによって、真に使える道具となり、スマート生産システムの完成へと近づきます。機械からも歩み寄る、ヒトからも歩み寄る、そんな活動が大いなる飛躍をもたらすものと考えています。
そして、この弛まない進化を持続させていくために、私たちは生産革新が求められる現場で、システム稼働後も互いに進化していくための保守サービスを準備しています。具体的には豊富なメンテナンス経験や最新のロボットティーチングスキルを備えたエンジニアを介し、技術やノウハウを提供することでLTVの最大化に貢献する一貫したサービス推進部門を創設しました。
03
超スマート社会に適応した人財
HITO能力拡張開発
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経営三大資源の1つに新たな価値
避けられない労働人口減少問題の新たな解決手段で
避けられない労働人口減少問題の新たな解決手段で
2020年の出生数は速報値で約87万2000人です。これは第二次ベビーブームだった1970年代前半の平均190万人の50%にも満たない数で、政府予想の減少ペースより2年も早まっています。その新世代が支える超高齢社会において働き方、雇用のあり方、社会保険制度など日本経済を維持していくための基盤の再構築が必要な時期を迎えています。
働き方改革を推進する政府は、「生産性の向上」を目的に業務の効率化、無駄の排除など、限られた人数で最大限の効果を出せるような制度を構築中ですが、その調整すらできない人数の中小企業においては、同じ労働価値をより短い労働時間で実現することは相当ハードルが高く、これまで通りのやり方で進めざるを得ないのが現実です。
一人が一人分の仕事をすることを前提として生産目標を掲げても生産人数の掛け算が成立しない昨今。一人が一人分以上のパフォーマンスを発揮できるように業務改善や職場環境を整備するのではなく、個人の業務遂行能力を高める、対応範囲を拡大するなど「人」そのものの能力を拡張した人財&サービスを課題を抱える多くの産業や業界に提供していきたいと考えています。
アンドロイド型HITOの誕生
人財マネジメントノウハウとテクノロジーの融合
人財マネジメントノウハウとテクノロジーの融合
私たちは30余年のアウトソーサーの実績として、これまで約1万人の人財開拓から業務指導、評価、教育に至るまで「人」に関わる全てのマネジメントに携わっており、雇用マッチングにおける「適正の見極め」と「能力の補完」のノウハウを保有しています。これは、お客様の人財需要を正確にとらえることができる、ミスマッチを最小限に抑えられることを意味します。
能力拡張開発は、「能力の補完」であり、その人財が保有していないスキルやキャリア、能力をその業務を遂行するために必要なテクノロジーや情報リテラシを活用し、生身の人間に情報機器や様々な電子デバイスを装着。担当する業務を超えた処理や適応範囲の拡大など、その業務遂行能力が拡張されたことを目に見える状態のまま、人財を提供するという新しいコンセプトです。そのような能力を拡張された人財を「ioLEXER:イオレクサー」と名付け、新たな働き方のスタイルを提唱します。
ioLEXERは、通信モジュール、コントローラー、情報端末、表示デバイス、バッテリーなどを装着した人財で常にインターネットに接続された状態で自由に移動することができる、いわば生身の人間自体がIoTと化します。収集した情報のアップロード、ビッグデータ利用、AI解析、結果のダウンロードといった一連の情報をロケーションフリーで取り扱えるため、タイムリーに新たな価値の創造やサービスの提供が可能です。
職種を機能ごとに分解・分散
新しい働き方ワークスマートの提唱
新しい働き方ワークスマートの提唱
RPAを経由し、これから様々な仕事がAIやRobotに置き換わっていく中で、一番重要なのは、「人にしかできないこと」を追求し、更にその役割を高めていくことです。1つの職種をとってみても、その中には既に人がやらなくても良い業務、人がやるよりも機器や情報を活用することで何十倍も効率化が図れる業務など無駄や非効率なものが沢山存在しています。
働き方改革の本質でもある「生産性の向上」の目的を達成させるためには、本来、業務の見直しではなく、職種(職務の役割)を機能別に分解し、無駄はないか?高効率化できることはないか?的確に捉え、改善していくことができる人財を数多く育成・開発していくことが1つの解決策となります。
その能力を拡張した人財はテクノロジーを活用し、就業時間の短縮のみならず、職種の枠を超えて連携&分散処理することで、一人当たりの処理能力を向上させることができます。1人2役、3役ではなく、1機能+0.2機能+0.4機能(合計1.6人分)といった具合に他の職種の機能を兼ね備えた働き方、ワークスマートができる人財が増加することで、地方が抱える様々な問題が解消されていくのではないかと考えています。
04
世界に誇れる新たな産業をくまもとから
次世代水産養殖
システム協創
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地域産業の“持続”に貢献
直面するシリアスな課題に取り組むフロンティアと共に
直面するシリアスな課題に取り組むフロンティアと共に
熊本に限らず日本全国で地域産業、そして人口減少と共に地域そのものの衰退が加速している現状があります。一方で世界人口は増え続け、新興国もGDP増加によって食生活が向上し、遠くない将来「タンパク質クライシス」が予測されています。また、地球温暖化も警鐘されて久しくなりますが、最近は災害と言うカタチで私たちの身の回りに、そして世界中で実際に影響を感じ取れる変化が頻発しています。
そんな社会変化、そして過酷な自然環境の中、近代テクノロジーから遠い領域に位置する1次産業では異分野、新分野のテクノロジーの取り込みがスムーズに進んでおらず、顕在する環境変化への追従がままならない状況から苦しんでいる現状を水産業でも農業でも目の当たりにしています。でも、それは守るべき産業であり、日本が誇る産業です。
そんな現状打開に私たちが役に立てることはないのか?と自問しました。そして私たちが取扱いを得意とする電子部品や機械にとって最も過酷な環境:海を相手に課題解決に取り組むことに。やるなら、より難しいコトにチャレンジ!してみようと決断しました。
海面/陸上養殖システムの開発
IoT/AI/Robotを活用し、現場と経営両方を近代化
IoT/AI/Robotを活用し、現場と経営両方を近代化
マイスティアも時代や社会の変化に適応し、現在に至ります。今回も、その特性である変化に対する感度、強みであるスピーディな行動力を武器に2017年からIoTシステムのコアとなる要素技術研究を始め、熊本県のパートナーと共に実証実験を重ね基本システムを完成させました。この基本システムは、エッジデバイス~ゲートウェイ~クラウドサーバ~GUIから成り、「ReCotto:リコット」と名付け、サービス販売していく計画です。
また、水産養殖向けには魚の活性状態や養殖環境を予測するNarrow-AIを開発、更に強みとするRobot技術を活かし、ヒトとAI両方からリモート制御できる海面養殖ロボットシステムの実証実験を進めています。過酷な海で鍛え抜いた一連のシステムは陸上養殖や他の産業へも展開していきたいと考えています。
更に、このシステムには自社開発したLTE Cat-M1+32bit MCUを併載したオールインワンのゲートウェイモジュールを搭載。半導体や組込みソフトウエアを熟知した知見、ICカード開発他で培ったセキュリティ技術等をふんだんに実装、今日も天草の海上から未来に繋がる情報を収集し続けています。
協創拠点 「hav」 開設
水産x工業の新連携促進、近代的職業の創造を狙い
水産x工業の新連携促進、近代的職業の創造を狙い
新たなユーザエクスペリエンスを次々に繰り広げていくためにも、山積する課題を次々と解決していくためにも、その根幹となる要素技術や発想、応用を幅広い分野から発掘し、社会実装していくことが次の世代に繋げていくためのKFS(Key Factor for Success)だと考えています。
そして、進化し続けるシステムを使いこなすのも、システムそのものを進化させ続けるのもヒトで、更なる進化を担うのは若い世代のヒト達。ただ、各産業で人財が不足する昨今、1次産業でも、その担い手は不足し、テクノロジーによる近代化以上に喫緊の課題となっています。ヒトを集められる環境に変化させること、そして進化して貰うことが大切な要素。
手探りにはなりますが、今回、新たに取り組んでいることを確実に地域に、そして次の世代の子供達へ引き継ぎ、根付かせていくためには、中長期視点で多角的にエデュケートできる環境が併せて必要だと考え、シリアスな課題にリアルに取り組む有志や若い世代が相談に寄れる場として、Laboratory「hav:ハーヴ」を設立。「hav」とは北欧で「海」を意味します。