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新たな領域のスタディ「電気学会」で長崎へ

Sep 02. 2019 w : meistier

 

8/20~8/22、夏休み中の閑静な長崎大学で開催された「電気学会・産業応用部門大会」を視察して来ました。今回は本社と関西ブランチから遠征。

 

 

電気学会の産業応用部門では、電気機器、パワーエレクトロニクス、制御などの基礎技術から産業、交通運輸、社会システム、家電などの応用分野まで幅広く取り扱われます。今回、私達は新たなビジネス領域についてスタディするために参加。多岐に渡る技術分野のセッションからモータドライブ関連のセッションを中心にリサーチして来ました。

 

例えば、近年の小型モータ市場を見渡してみると、自動車や家電住設関連市場向けに需要が拡大。最終製品の需要増に加え、製品1台あたりのモータ搭載数も増加していることから、今後、様々なロボットの登場と共に更なる需要拡大が見込まれます。当社でも、そんな需要の変化、新たな需要の拡大を念頭に開発の傍ら新たな領域に展開するための研究に取り組んでいるところです。

 

また、セッションの方も盛況で活発な質疑がなされていました。その中で解析やモデリング、制御手法に対する研究成果を直接見聞きすることができ、研究開発に邁進される活発な状況を肌で感じ、多くの刺激を持ち帰ることができました。

 

 

今、日系エレクトロニクス企業の最終製品は、売上額、シェアともに低下しています。一方で小型モータを含む日系メーカの部素材は、売上額、シェアともにアップしています。この実態は今回発表されたような企業や大学の日々の技術追求成果に外ならないと考えます。私たちの役割は、その成果を使い熟し、新たな需要を創造しながら社会実装することであると考えています。日々の開発と傍らで私達もシッカリとseedsを萌芽させていきます。

 

残念ながら今回は時間の都合で卒業研究や大学院での研究成果などが発表されるヤングエンジニアポスターコンペティション会場には辿り着けなかったのですが、非常に活発だったとの話しでした。次回は是非そちらも覗いてみたいと思っています。

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