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「WRO」ご存じですか?

Sep 12. 2019 w : meistier

 

World Robot Olympiadという自律型ロボットによる国際的なコンテストが毎年開催されています。小中高および大学生を対象とした国際ロボット競技会で今年のJapan決勝は8/25に関西学院大学の総合体育館で開催。今回、この大会に当社からボランティアで審査員として参加させていただきましたので大会および決勝の様子を少しご紹介します。

 

WROは2004年に誕生し、現在、世界60か国以上の国が参加。青少年に科学技術を身近に体験できる場を提供し、創造性と問題解決力を図ることを目的とした競技会です。日本でも参加者は年々増え、今回は226チームが参加する大会となっていました。

 

 

競技は、ミドル、エキスパート、オープンカテゴリーの3グループに分かれ、同時に進行。毎年与えられる異なるミッションをクリアするロボットを製作し、課題をクリアしたことによって与えられるポイントと競技完了までの時間によって順位が決まります。今やメジャーな日本のロボコンのような感じですね。

 

大会で使用するロボットは市販のロボットキットに含まれるパーツを工夫して機構を製作し、そこにセンサーを駆使した自律型ロボットを動かすためのプログラムを設計し、実装していきます。つまり、ロボットの機構と制御プログラミングの両方のスキルが試されることになります。私たち企業人も真っ青です。

 

ご覧のように大きな体育館で開催されましたが、会場は9時半の受付開始から16時の閉会式まで熱気に溢れ、特に小学生部門は子供達よりも応援に駆けつけていた親御さん達の方がヒートアップしていました(笑)

 

 

今回、審査を担当させていただいたのは「レギュラーカテゴリー/エキスパート:シニア」部門と言う高校生チームの競技で国際大会の選抜対象となっています。競技はプレゼンテーション資料の事前審査と当日のプレゼンテーション審査からなり、事前審査したプレゼンテーション資料は素朴に纏められたものから審査を意識して作成されたものまでと幅広く、採点に悩みました。また、当日のプレゼンテーションもそれぞれバラエティに富んだパフォーマンスで、苦労話を披露してくれる姿を目の当たりにすると頑張ったんだろうなぁと単純に暖かくなるものを感じました。

 

今回のようなロボットコンテストに限らず、若い人達が「ものづくり」に熱中することを通して、新しいことに対する興味、取組む意欲、そして創造性や達成感を味わい養う機会は将来の日本にとって大切なことだと私達は考えています。これからも色々な形で若い人達のチャレンジを支援していけたらと思っています。

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